『ららら科學の子』
1968年に日本を追われて中国で生きてきた人が、
30年ぶりに日本に帰ってきて見たモノは、、、
てなカンジで言ってみりゃタイムスリップものか?
舞台は渋谷を中心に、青山、神宮、麻布、六本木、
駒東前、後藤プラネタリウム、有栖川公園、淡島通り、
そいや百軒店のムルギーやらライオンも出てきたなw
てなカンジで、出てくるトコがみんな土地勘バリバリ。
オギスくんなんかとしょっちゅうふらふらしてたトコだw
特に『青山ユアーズ』を思い出させてくれたのはうれしかったな。
そおそお、あったよね。
有名人の手形で覆われたスーパーマーケット。
コンビニのあるいま、深夜営業スーパーなんて別に、、
ってカンジだけど、あそこはなにやら自分にとって、
とても特殊な場所だったコトを思いだした。
夜中までやってて、まんまアメリカンで、、
ご幼少のみぎり、親が行くと言えば
夜中だろうが何だろうが連れて行けと騒いだモノである。
見たことのないキャンディやら瓶入りマヨネーズやらスパムやら
オートミールやら、、、アメリカンドッグ好きだったなあ、、。
とはいえ、お話は別に懐古もんとかではなく、
国とは? 個人とは? 家族とは? 自由とは?
ちうよなコトを静かに淡々と主人公の「彼」を通して語っていく
きわめて質の高い読み物であるっ、、て三島賞とってんのか(^^
かなりぐいぐい引き込まれて読みますた。
ちと、急ぎすぎたので、も一回読んでみるか。